数年前に盗まれた自転車が返って来たときの話
自転車の部品が届いた。
ペダル・グリップ・変速機用ケーブル。
数年前に盗まれた自転車が、ちょうど1年ぐらい前に返って来たんですけど
子供の頃にお小遣いで少しずつ買い揃えた高価な部品が無くなっていました。
代わりに、使えなくは無いけど当初の物と比べ明らかに価値が劣る部品が
取り付けられていた箇所もありました。
分解されて欠品等があったため、そのままの状態では走行できなかったので
しばらく室内に保管していた自転車を本格的に修理して再利用します。
以下はその自転車が返って来たときの
警察官の話を元に不思議に思った点を書きます。
さて、車体は戻ってきたものの、足りない部品は
一体誰が取り外し、どこへ行っただろう?
自転車を返還しに来た刑事さんの話によると、僕の自転車は
犯人→リサイクルショップ→客 へと流通していたらしいので
リサイクル店で換金目的の犯人がわざわざ部品を取り外して
価値を下げるとは思えないし、リサイクル店も買い取った自転車を
分解してパーツ単位で販売するとは考えられない。
ってことは自称自転車のコレクターでリサイクル店から
買い取って保管していたという「善意の第三者」(客)
が一番怪しいですよね。
この第三者は、リサイクルショップで盗品と知らず購入したため
合法的にに所有権を得ているらしく、捜査によって偶然
盗品であると判明したため、善意で返還する旨を警察に伝えたらしい。
また、販売したリサイクル店に買い取り元の情報を保管する
義務はないらしく、実際に捜査は行われなかったらしい。
そもそも、警察が行う盗難自転車の捜査は大概、放置自転車か
職質した人が乗っていた自転車を調べる程度のはずなのに
第三者がリサイクルショップで購入した後、バラバラに分解して
自宅で保管していた自転車が捜査によって盗品であると判明した点や
いくら元盗品とはいえ正規の手続きで購入した所有物を
あっさり元所有者に返還すると連絡した点がとても不可解だと感じるのは
おかしいのかな。
そして、車体とともに返還された部品たちが、盗まれた当時
僕が取り付けていた物と明らかに違っていたりしているのに
未返還の部品に対して
「流通の経路で取り外されたんだろう」
という警官個人の適当な見解だけ述べてこれ以上の捜査は行わない
と宣言された点もとても不可解だと思います。
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僕の場合は、当時既に使っておらず数ヶ月間駐輪場で
放置していた自転車だった事もあり、発見される事を
半ばあきらめていたし、未返還の部品も今となっては
市場価値は無いので、不完全ながらも手元に戻ってきただけでも
良かったと思って警察の主張を飲んでしまいました。
現在盗難に遭って困っている方へ唯一参考に
なりそうな事を言うとすれば
実は警察の捜査は書類上で解決すれば終わりという
とても安易なもので本当に困っている人を
全面的に味方してくれるわけではありません。
大切な物が失われたまま捜査打ち切りの宣言を
されないように、何かしらの被害届けを出した際は
警察と頻繁に連絡を取るなり、自分自身も解決に向けて
努力を惜しまないことが重要であるようです。
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・・・と、ここまで自転車の盗難事件について
書いておいてアレなんですが。。。
ワイヤーロック買い忘れた...