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AURARICH

五十川CROWN

【自転車】 クロモリフレーム乗りの頭の中はどうなっているか

サイクリング

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チタンフレームが美しい、電動アシスト・マウンテンバイク « WIRED.jp

15kgの電動アシスト・29er!いいね!乗ってみたい。

2015/04/03 15:31

 

フレームにチタンを使って、電動アシスト用の部品を搭載しても重量15kg

というのはとても軽量なバイクだと思うけど、強靭な体力とテクニックが求められるトレイルにおいて電動アシストバイクはチートであり、持ち込むべきではない。

 

以下雑談。 

 

 

いつの間にかMTBは29erがメインになりました。フレームの素材も

クロモリ、チタン、アルミにカーボンと色々あります。街乗りで

スポーツバイクを愛用するユーザーが増えたおかげで

高級自転車の市場が潤ったので、ラインナップも充実して

選ぶ楽しみが増えましたね。

 

 

上で紹介した29erですが、軽量化の為にフレームにチタンが

採用されていると思いますが、チタンフレームというのはそもそも

その柔軟性(弾性)からロングライドの疲労軽減効果、

競技の分野ではペダリングを矯正する目的で使われたりしています。

 

 

僕はMTB乗りではなくロードバイク乗りなので、ロードの観点から

弾性のあるフレームについて私見を述べようと思います。

 

 

チタンのフレームは剛性、弾性、耐久性に富んだ素材で

金属フレームの中では比較的軽量であるという

理想的な素材ですが、成形や加工が困難であることから

値段が高くなることが多く、普及には至っていません。

チタンに似た特性を持ち、コストパフォーマンスに優れるため

練習用、入門用からベテランのホビーライダーまで

古より幅広い支持を得ている「クロモリ」という素材に置き換えて

話を進めます。

 

 

ロングライドでは、路面の細かな凹凸による微細な振動がハンドルやサドルから伝わり、それが蓄積して疲労の元となります。クロモリフレームの弾性は、フォークやリアトライアングル*1がしなる事でサスペンションのような働きをして、その振動を軽減してくれたりします。

 

 

競技では、効率的な駆動力を求めてクロモリフレームを使ってペダリングを矯正することがあります。

 

弾性のあるフレームは、ペダルを踏んだ際にチェーンの張力に負けて大きくしなります。その”しなり”が元に戻るとき、反発力が働いてチェーンを引っ張るのですが、ペダルに十分な力を加えていた場合、行き先を失った反発力は、なんと後輪を回転させるのです。

 

しかしその反発力を駆動方向に導くために十分な脚力を有さない場合チェーンの張力は車輪の逆回転方向に放出されてしまいます。フレームにパワーを吸収された上でそれを有効利用できなければ、クロモリフレームはペダリングが未熟なライダーにとっては

異常に疲れるフレームとなるわけですね。

 

自転車業界ではフレームの堅さやしなり具合を「味付け」と表現します。

堅くてあまりしならず、ペダリングパワーを直接車輪に伝えるフレームは初心者向け、すなわち安価に提供できるアルミ素材が多いです。

ただし、細かい振動を吸収しづらいため、ロングライドでは疲れの原因となりやすいです。そのためフロントフォークに柔らかめに味付けしたカーボンを用いて地面からの振動を受け止めているものもありますね。

 

参考:アルミフレームにカーボンフォークを装備した初心者が最低限買っておくと良いクラスのバイク ↓

 

※プロのロードレーサーが使っているフルカーボンのバイクはとても高級で、チタンやクロモリを超えた弾性と剛性を併せ持つフラッグシップとなります。

フレームのしなりによる駆動力を実感することは難しいですが、クロモリフレームで速く走ることができる選手がレース用のカーボンフレームに乗り換えたときは鬼に金棒となります。

 

 

また、競輪で使用するピストバイクにもクロモリが使用されています。

これは弾力による瞬発力に加え高い耐久性が求められるためで

常に強いトルクを加え続けてもフレームが歪んだり折れたりせず

予期せぬ激しい転倒にも耐えうるという意味では、カーボンより優れた

素材と言えるでしょう。

 

 

かくいう僕もクロモリフレームのロードバイクに乗っています。

中級者向けの完成車で10kg弱もあって、カーボンに乗り換えたくなる事が

度々あるのですが、いざ書き起こしてみるとクロモリフレームの奥深さを

まだ半分も実感していないと感じます。精進あるのみですね。

*1:シートチューブ・シートステー・チェーンステーで構成される三角形